はじめに
話に無軌道さはあるがFDにしてはボリュームある

Flyable CandyHeartのシナリオ
いろんな過去作のキャラクターが登場するモードがある。意外と長くシナリオがあるが、5年前とかのキャラクタなので認知度があるとは思えない。メーカーコンプしているような生粋の信者なら嬉しいだろうが、この労力に見合うプレイヤー側の素地はあるとは思えない。
Flyable Candyと君の名残は静かに揺れての後日談的はなし。追加されてるシナリオ自体は少しなんだけど、日常描写が相当いっぱいあってその追加された話にたどり着くまでに、いっぱいの日常描写を楽しむ方式となっている。
基本いっぱいのボリュームでどれがメインとは言いづらいが、君の名残は静かに揺れてが茉百合のはなしだとしたら、Flyable CandyHeartはずずのの話かな?
というか、次から次へとキャラクタの補完話が湧いて出てくるのはよっぽど本編が未完成だったんじゃねえんだろうな?と思わざるをえないわけで
ライターの苦労はわかるけど、ここまできれいに追加話が作られると、そんな邪推も浮かび上がってくるぐらい本編の続きと補完がうまくできてる。
むしろ、完全版として全部くっつけてもう一回売ってもいいんじゃないの?というぐらい。
というか白鷺家の話だけで完全別ゲーとして作れるよね・・これ
むしろ白鷺家の話とSF話を分けてFDとして共有世界で売ればいいんじゃね?と思うけど現実はスピンオフしただけなんだろうから、ままならない。
くるりさん・・全く年齢を取っていないように見えますが。
音声
聞いたことがない声はほとんどいないんだけど、よくここまでキャラクタに合わせられたなと芸術的なぐらいぴったり。
BGM
クオリティは下がっていない。歌はスルー
我欲
一部の過去作キャラにもシーンがある
意外と数が揃ってるように思うが、品質的に満足かといえば、まあ・・といった感じであった。
システム
普通。音声バランスがもともと悪いけど、調整可能ではあるが調整が面倒だった。
最後までやる価値があるか
徐々にキャラルートアイコンが解放されていく方式なので、フルコンプしなければならない方式。
もともと一つ一つにそこまで価値があるわけじゃないから、途中で辞めるぐらいなら最初からプレイしなければいいという理屈により、始めたら全部コンプするしかないということになります。
特に旧作のキャラクターが出てくるようなものは、ほとんどのプレイヤーに無関係な危険性もあり、プレイ途中放棄の可能性もあるので気をつけていきたい。
メーカー作品中の位置・評価
真正面からの"学園モノ"と"白鷺家"の話と"SF"の話がくっついてるゲームの体系
一つ一つが微妙すぎて、あれだけどパッケージングがうまくいけていればマブラブに近いパッケージとして作れたんじゃないか?と思わざるをえない。
隠蔽分割商法というか、悪い見本か。
どっちにしろ初版で十分プレイヤーを惹きつけなければならず、ボリュームにおいて大艦巨砲主義とならざるを得ず、全部入れは間違いではないだろう。
Flyable CandyHeartの特徴
君の名残は静かに揺れてと違って絵がまとも
しかし君の名残は静かに揺れて違ってシナリオが微妙
いろんな過去作のキャラクターが登場するモードがある。メーカーコンプしているような生粋の信者なら嬉しいだろうが、この労力に見合うプレイヤー側の素地はあるとは思えない。
「君の名残は静かに揺れて」が「茉百合」のはなしだとしたら、「Flyable CandyHeart」は「ずずの」の話
プレイ時間: 1日
- そのゲームを消化するのにかかった時間のこと
ベースポイント(ゲームの潜在能力)
- 70
プラスポイント
- +10よくこんな昔の話にこれだけ力入れて作ったよな
マイナスポイント
- -10グダグダ日常描写が多すぎるて特に面白くないのとエロ描写が悪い
トータルポイント(最終的な評価)
- 70
見終わったら別の次のレビューに送ります