はじめに
鬱ゲーではなく、山や谷はあるが欝になるような深いものはない。

真剣で私に恋しなさい!のシナリオ
なんか脇役の方がいいな。小雪と心。なんつーかコンシューマかファンディスクかアニメか知らないが結局じらし作戦なんだろうがいちいち腹立つ。
話の流れが新学園モノテンプレートというか、決して新しい感じではなく、クロスチャンネルとか青いなんたらとかそのへんの系統をプレイしていると既視感を感じざるを得ない。
そこそこの品質のシナリオが長めに楽しめるという点ではいい感じになっている。
エロゲ業界はよっぽどのことがない限り、明言して他社を皮肉ったりすることはないわけだが(アニメ界への皮肉などは非常に多いというチキンというかなんというか)、今回このゲームでは結構な回数、同業へのネタが登場する。ただ、登場するってだけで別にクリティカルにいいというわけじゃないので、過度な期待や期待を寄せることは控えたほうがいい。
特徴としては、メインヒロインとは別に脇キャラにも標準的な量から比べれば、結構な量のシナリオがふられており、楽しめたり面倒だったりします。
音声
さすがにもう相当飽きが来ている声ばかりで相当害が出てると思うんだが、私の意見とは正反対に有名声優を使うと鉄板という流れになっているので正直参っている。
はっきりいって棒読みだろうがなんだろうが新人が7割程度採用されていたほうが絶対いい
まあそれでもここまでオールスターというかで固められるとどうでも良くなる。
BGM
意外にというか、ほとんど聞くようなこともなく風の様にスルーしていた。本格的に意識してなかった。
我欲
コンシューマも視野に入れていると思われる、エロ部分がアフターとして分離している。各キャラクタクリア後開放されることになっており、本編中はエロがほぼ無い。
特殊なプレイをするわけじゃないけど、普通に地力でエロシーンは相当いい感じ。
システム
戯画のシステムを利用しているが昔は一定の評価があったが今となっては高性能という感じではない。
そういう意味ではユーザーがああ同じだなぐらいの感想をはくぐらいの評価だろう。
最後までやる価値があるか
やる人がやったら相当な勢いで序盤からスキップの嵐なんだろうなーと思わざるを得ない展開が続く。
途中、攻略不可能かと思われる、魅力サブキャラが登場してイライラしながらプレイする姿が見える。
メーカー作品中の位置・評価
正統派エロゲの強化方向に向く大手メーカーという位置に見える
ニトロプラスなどはアニメなどにあっちこっちにチリヂリといった感じ、アリスは廉価とか遺産とかそのへんで二の足を踏んでいるというか・・。
それに比べ、圧倒的な声優ボリュームややや多めのシナリオなど正統派な拡張をしていくという姿勢が見えたように見える。
ライターの一貫性が取れており過去の遺産を取り入れつつシナリオを展開していることもあり、薄くなりがちなところをカバーしている。
シナリオライター自信は凄まじい才能をという感じではなく、正統派にいって処女・キャラ継承・舞台設定の継承など、一度ずつ破棄をしていないのがなんだかんで地味にうまくいっている。
あまり心配はないが次回作については登場キャラの多い人数には注意が必要になるだろう。制作キャパの問題だ。
真剣で私に恋しなさい!の特徴
ほとんどリトルバスターズのノリだと考えて間違いない。
結構意外かと思われるが、エロが始まってからが本番って感じ。話自体はかなり厳しめだがエロが絡んでくると途端に結構ヨサゲになってくる。
慣例的な一種のタブーである同業へのネタが登場する。
なんだかんだいって、オンリーワン的なシナリオはあって、ボリュームも多いからハズレではなかった。
プレイ時間: 6日
- そのゲームを消化するのにかかった時間のこと
ベースポイント(ゲームの潜在能力)
- 80
プラスポイント
- +10無理矢理にでも全員処女
マイナスポイント
- -10攻略不可の脇キャラに魅力あり
トータルポイント(最終的な評価)
- 80
見終わったら別の次のレビューに送ります
「ナツユメナギサ」です。